岩瀬大輔著『入社1年目の教科書』を読んでみました。
年末年始で時間が結構あったので様々な本を読んだのですが、今回改めてこの本を読んで気付かされた感想を書いていきます。
僕は今年(2019年)で社会人3年目になります。
比較的入社1年目に近い僕は、大変参考になる内容が多かったですが、結局ベテランの人にも通じる内容が多いなーと思いました。
可能であれば自分の直属上司に渡したいぐらいです。笑
っていう冗談は置いといて本で気になった内容・参考にしてもらえる内容をこちらにメモしていきます!!
1.岩瀬大輔著『入社1年目の教科書について』
そもそも岩瀬大輔さんとは?って方もいらっしゃるのではないでしょうか。
簡潔に岩瀬氏のプロフィールをまとめます。
【職歴】
- 1998年、ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)勤務
- 2000年、インターネット・キャピタル・グループ(ICG)日本法人立ち上げに参画
- 2000年、リップルウッド(現RHJインターナショナル)勤務、旭テックの社外監査役兼務
- 2006年、ネットライフ企画設立に参画、ネットライフ企画取締役副社長就任
- 2008年、ライフネット生命保険(旧商号ネットライフ企画)が生命保険業免許を取得、ライフネット生命保険取締役副社長就任
- 2009年、ライフネット生命保険代表取締役副社長に就任
- 2012年、一般社団法人新経済連盟理事
- 2013年、ライフネット生命保険代表取締役社長、ベネッセ・ホールディングス社外取締役、教保ライフプラネット生命保険株式会社取締役に就任
- 2018年、ライフネット生命保険取締役会長、AIAグループのグループ・チーフ・デジタル・オフィサーに就任。
岩瀬氏は、大学(東大法学部)を卒業ボストン・コンサルティング・グループに就職しました。
見てもらって分かるように転職を繰り返し、様々な企業での体験が強みです。
2004年秋から2年間海外留学に旅たちます。
そしてそのときに有名な『ハーバード・ビジネス・スクール』でMBAプログラムを取得しました。
まあめっちゃ優秀な方が書いた本って思ってもらえればと存じます!!
この本では、「はじめに」仕事における3つの原則を説明し、本文では50の指針を紹介しています。
巻末には著者のオススメの本12冊そして、著書がフォローしているツイッターアカウント(2014年)が紹介されています。
新入社員もしくは、来春就職を控えている大学4年生の方達がしっかりと読み込んで来ることができれば相当良いスタートダッシュが切れることができる内容です。
(初心を忘れている3年目〜以上の方も耳が痛い内容が入っているので良いかも)
仕事に置ける3つの原則とは・・・?
何度も転職を経験している著者ですが、企業という組織が変わっても自分自身の中には変わらない『芯』のようなものがあったそうです。
それが仕事に取り組む際に大切にしてきた3つの原則になります。
確かに、企業(組織)が変わっても仕事で大切にするべきポイントは、変わらない気がします。
下が著者が考える3つの原則になります。
3つの原則とは・・・?
一・頼まれたことは、必ずやりきる
二・50点で構わないから早く出せ
三・つまらない仕事はない
いかがでしょうか。
この3つが、どんな仕事にも当てはまる原理原則となるものです。
どんなときも、この3つを死守する。
それだけで仕事のスピードが上がっていきます。
(11ページより)
新人から入社10年以上のベテランまで使える!50の指針!
50の指針って聞くと、「量が多そう!」「新人だけでしょ?」と思われがちですが、本著でも書かれている通り新人やベテランの方それぞれの経験の度合いによって読み込める内容が大きく違ってきます。
この本は仕事の教科書のようなもので、経験に応じて見返したときに新たな発見が感じられる本だと思います。
50の指針には1〜50まで番号が振ってあるのですが、
今回全てを紹介するのはもちろん、控えます。
私が気に入った指針をいくつか紹介します。
3.「何のために」で世界が変わる・・・
上司からの指示でただデータを入力するだけでなく、このデータは「何のために使われる?」等疑問を多く持つことで仕事ぶりが変わってくるとのこと。
15.仕事は根回し・・・
実現したい仕事があれば、会議前や会議後に根回しをしてでも実現しろ。という内容。
根回し=嫌なイメージがありますが、円滑に仕事を進めるためには根回しが重要です。
22.まずは英語を「読める」ようになれ
日本語だけで得られる情報量に限界があるというのが著者の考えです。
英語を読めることができれば、世界の情報と触れ合うことができます。
僕も話すことではなく、読めるようになるのが2019年8月までの目標です。
25.社会人の勉強は、アウトプットがゴール
本を読んで終わるのではなく、何かしらの形でアウトプットするのがゴール
※ツイッター、フェイスブック、インスタグラム、読書ノート等
26.脳に負荷をかけよ
※本を読むだけではテレビと同じ。読んで理解し、それをどのように自分のビジネスや人間関係に活かしていくのかを徹底的に考える。いわば「脳の筋トレ」を実践。
42.休息を取ることも「仕事」だ
休息を取って体のコンディションを整えるのもベストな仕事をするためには必要なテーマです。もっとも考えるべきは睡眠だそうです。
48.社内の人と呑みに行くな
人間関係を社内だけで完結するのではなく、もっと外の交流を増やすべきとのこと。
まとめ@入社1年目の教科書
本書を手に取った皆さんにも、人の何倍もの速度で成長を遂げていただきたいと願っています。そのために、まずは3つの原則をお伝えすることが始めたいと思います。
(2-3ページより)
やる気に満ち溢れるビジネスマンの方やこれまで様々な経験をしてきた方はこの本からもっと多くのものを引き出せると思います。
人よりも倍速で成長したいと考えていた僕は大変参考になった良書です。
特に3つの原則はこれから始まる2019年の社会人生活でも大切にしていきたいです。
1.頼まれたことは、必ずやりきる
2.50点で構わないから早く出せ
3.つまらない仕事はない
まだ手に取ったことがない方は一度手に取ってみてください。
それでは皆さんの社会人生活がより充実した生活になりますように。
パンダ。